1級土木施工管理技士

1級土木施工管理技士元土木業70歳の土木魂が那珂川護岸壁を守る!

一級土木施工管理技士元土木業70歳の土木魂が2019年10月散歩中に福岡市南区的場の那珂川護岸壁の異常を発見しました。県への情報公開請求や100年程前の古地図も調べ、川に入って現地踏査も敢行されたとのこと。きちんと調べられた上で2020年5月県に3回のメールで対応求めるも目立った動きが無く西日本新聞「あなたの特命取材班」への投稿に至ったそうです。この土木魂に頭が下がります。詳しく見てみましょう。

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1級土木施工管理技士元土木業70歳の土木魂が那珂川護岸壁を守る!

記事によりますとこの護岸工事は「那珂川護岸工事2工区」といい2018年9月着工、2019年3月完成でした。

元土木業の70歳の方は2019年10月の散歩中に、完成後半年ほどした現地の護岸後背の地面のひび割れや護岸壁の亀裂を発見したそうです。

彼は直感的に違和感を覚えその後は、川に入ってまで護岸排水パイプの状態を見たり、県に情報公開請求して工事写真を確認、1926年の古地図まで入手しそもそもの地盤の問題にまでたどり着きました。

 

1級土木施工管理技士元土木業70歳の土木魂が那珂川護岸壁を守る!

福岡市南区的場はこちら(出典:グーグルマップ)

グーグルマップで拡大してみるとこの辺りは一部農地もありますがほとんどマンションや住宅、老人ホームの地域です。

もし護岸改修工事をするまえに集中豪雨が発生して護岸が崩壊したらと思うとぞっとします。

2020年5月以降護岸壁がこのままではいけないと確信した彼は県に対して3回にわたるメールで対応を求めたそうですが県の目立った動きがなかったそうです。

そこで西日本新聞「あなたの特命取材班」にも彼からの投稿が届き取材が始まりました。

どんな分野にも
その分野の魂を持ったプロが少なからずいる!これが日本の底力!在野の研究者とかね、オタク気質のある日本人は
昔から一般人にすごい人が多いんです。
地域の守り手が街の安全を守ってくれた!感謝しかない!自分の仕事に誇りを持てる建設技術者の皆さんは凄い!です。
気づいたのは70歳の1級土木施工管理技士。2015年に引退したが2019年10月散歩中に護岸壁の亀裂を発見。「何かおかしい」と直感した。それをそのままにしなかったのは、『土木魂』に火がついたから。公共工事をする者の矜持を見た。
土木魂、凄い。70歳の1級土木施工管理技士さん、かっこええわぁ。
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1級土木施工管理技士元土木業70歳の土木魂が那珂川護岸壁を守る!

取材班はさっそく彼と共に県に情報公開請求を行いました。

工事の成績評価の開示によれば「全項目で最高評価」だったというのですから、護岸工事そのものに問題があったとは考えにくいと思います。

請け負った護岸工事範囲に土質調査は含まれてるとは考えにくく、また公共工事の評価は非常に厳格だからです。

工事を行う前にはどのような工事を行うのか図面にしなければなりません。

これを設計業務といいます。

設計業務は建築士事務所が県から受注して行います。

土質調査、地盤調査は設計図面を作成する前に必要なデータをそろえなければなりません。

護岸工事を請け負って施工する建設会社は与えられた設計図面通りにものづくりを行います。

そもそもの土質や地盤の調査の仕事、護岸工事を行うための設計図面をつくる仕事、設計図面に基づいて護岸工事を施工する仕事

これらは県の発注によって全く別々の会社が受注するものと思われます。

どこで間違いが発生したか記事からはわかりませんがとにかく住民の安全ために一日も早くやり直さなければならないでしょう。

引退してお散歩してる人の中にもこういうプロフェッショナルがごく当たり前にいるってことがすごいことだなって思います。自分も何かの分野でこういうプロになりたいな〜
すごーい!プロの眼と感覚!すばらしい!
技術者の誇りが輝いててかっこいいなぁ。
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まとめ

最後までお読みいただき有難うございました。

福岡の那珂川を守った1級土木施工管理技士元土木業の70歳の土木魂には尊敬と感謝しかありません。

土木業と記事にありましたが建設業許可上正確には土木工事業というそうです。

ただすべての建設業許可業種には○○工事業とつきますので紙面文字数の関係で工事2文字が省略されるのでしょう。

1級土木施工管理技士の国家資格は土木一式工事の元請工事で下請業者への発注金額の合計が4000万円以上となる規模の大きな工事の監理技術者ができる国家資格だそうです。

またそのような工事には必ず監理技術者を現場に配置しなければならないそうです。

建設業法は違反すると懲役や罰金、許可や営業停止処分などのある厳しい法律です。

出典:建設業法第26条等

建設業は私たちの命を守るものづくり産業なので厳しくて当然とも言えますね。

70歳元土木業の方は40年以上にわたる土木施工管理技術者のキャリアにおいて誇りを持って多くの土木工事に取り組んでこられたのだろうと思います。

彼の土木魂に頭が下がります。